最近読んだ Q思考 という本が、大変良かった。
ある質問、疑問を持ち、それに取りつかれたかのように一心不乱に打ち込んだ人がイノベーションを生みだしている。例えば、本書の中に出てくる、ポラロイドカメラの開発。
当時カメラで撮ったあとの現像に時間がかかっていた。撮った後にすぐに写真を見ることができなかった。そこで、ポラロイドカメラ開発者の娘の質問が
「写真ができるまでになぜこんなに待たなければいけないの?」
当たり前といえば当たり前、子供ならばそう疑問を持つでしょうね。
しかし、ここからが良い、この質問を製作者は、
「娘が僕にくれたパズルだった。」と後になって表現している。
そんなエピソードが他にも。
すい臓がんの早期発見テストを開発した高校生の話や、エアービーアンドビーの話も。
この本を読んで思うのは、自分が追い求めるべき質問、疑問に巡り合えると、大きなエネルギーを生み行動できる、それは幸せなことだなと。
生涯通して、追い求めるべき疑問があれば、それだけで希望を抱いて生きていけるのではないかと思った。
先日、友人と話していて、
「もしも国が毎月40万円支給してくれて、生存に困らなくなったとしたら何をしているだろうか?」という話になった。
自分はそのときどうしているかな?と想像しながらも、結局、人がやることは
「探求」
これかなと。ただ漠然と生きるのを良しとしないんだろう。
壮大で、困難で、自分を魅了してやまない、そんな疑問に多くの人が巡り合えたら面白いと
思った。
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